ヘルニア・症例2
2014.11.6
西洋医学と東洋医学
近代医学と伝統医療
似ているようで似ていない相反する存在。
お互いが手を取り合ったら、もっとよくなる患者は増えるだろうにな~。
さて、二日続けて症例報告。
鍼灸整骨院 悠を開院して6日が経ちました。
当初、最初は暇だろうからその間にホームページ作りや会計なんかを
勉強して、ポップ作ったり、既存患者への手紙諸々なんか作ったらいいやん…
とか思ってました。
今日も予約少ないし、チャンス!とか思ってたけど、
当日予約ビシビシ入る(ー_ー)!!
ありがたや~ありがたや~。
確定申告できるかな・・・間に合う??
既存患者様、手紙のひとつも出せずにすいません。
いつか・・・いつか・・・
『今日できることは今日やれ』
我が家の教えです。はい・・・
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症例2
60代男性
主訴:立っているとお尻がしびれ、腰をそらせない
首から指先まで痺れがあり、時折激痛が走る。
現病歴:一週間前より特に症状悪化した為、近くの某有名整形を受診。
頸椎ヘルニアと腰椎すべり症と診断される。
腰痛とともに、少し歩くとお尻に痛みが走り、かがみこんでしまう。
首から上肢の痺れ痛みは継続的ではないが、たまに悪化する。
既往歴:5年前に腰椎2・3番のヘルニアの手術
所見:立位にて前屈は指先が床につくほど柔軟性がある。
身体を後ろにそらすことは難しく、お尻に痛みが放散する。
指先の痺れは問診中ずっとあり、腰をひねると首も痛くなる。
SLR(下肢進展拳上テスト)陰性
知覚異常なし。
施術:まずは大雑把に全身を診る・見る。
腰椎分離すべり症って知ってます?これたぶん治療家泣かせなやつ。
でもたぶんこれじゃない!!
ってことで検査。
治療は検査8割、施術2割くらい。なんせ検査が大切ですよ。
いきなりマッサージされてもね\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?
下肢にはそんなに問題は見受けられませんでしたが、
なんせ腸の状態が最悪でした。
こりゃ~腰痛にもなるわなって感じで。
聞いてみると、お米に、日本酒、甘いもの。
こりゃいかんですよ。
わかる人にはわかる事実。
はいこれです↓
ってなことで、腰は腸の治療のみ。
腸を戻して、立ってもらうと、
私『立ってそらしてみてください』
患者寝てる体制から座った瞬間に、
患者『あっ、座った時点でもう楽やわ』
立ってそらしてみると、かなり反り返れる。
患者『なんで?www』
次に頸椎ヘルニアだという上肢の痺れ。
なんてこたない。これは原因が別の○○にあったから。
ということで3分ほどで、上肢の痺れ解消!
考察:まず本当の腰椎分離すべり症が来たら僕はお手上げ。
まだ今の技術じゃ無理なので知り合いを紹介します。
でも問診している時から、この患者はすべり症ではないなという確信があった。
頸椎も問診時から、これはヘルニアが原因ではないと、なんとなく思ってました。
問診は大切!!
今回はよくあるケースの少しだけひどいバージョン。
そんなに難しくもなかったので、かなり改善してウキウキで帰られました。
何年来もつづく症状は内臓にあることが多いです。
ただの筋肉の緊張なら1~2週間でかなりよくなります。
歳だから?まっ、少しは関係ありますけど。
もっと医療機関が統合されて、最高の医療を患者様に提供したいですね!