内くるぶしの痛み・症例1
2014.05.14
今日は母親の誕生日です。
何歳になったのか。58?59?
微妙な違いがわかりません(−_−;)
私もその辺の男子です。
ただただ、ここまで育ててくれている(現在進行形)母親には感謝の気持ちでいっぱいです。
先日、夜の21時に誕生日プレゼントを持って行きました。
実家の西浅井までは25分ほど。
行くことを内緒にして、サプライズをしたかったのですが、
私:ガラガラとドアを開け母親の部屋までこっそり進む
私:『お母さん、誕生日おめでとう!プレゼント持ってきたわ〜』
寝転がってる母親
母『あ〜、いいとこに来た〜。身体診て〜』
…………(; ̄ェ ̄)
サプライズとは程遠いリアクションでした。笑
まあ、なんせ治療もできたので、プレゼント➕αできましたが。
さて長々と話はそれましたが、症例報告です。
通院中の患者様のお母様をご紹介頂きました。
すこし珍しいパターンでしたので。
患者:60代女性
主訴:右足首の腫れ、足首が腫れすぎて歩くことも困難。
現病歴:GWの立ち仕事で、忙しく動き回った後、捻ってもいないのに足首が腫れてきた。
所見:
捻挫よりひどい腫脹と熱感。パンパンです。
歩行困難、足を引きずって来院。
足関節の底背屈不可能、なんせ動きません。
腓骨の下方変位、距骨の上内方変位、リスフラン関節異常
右腸腰筋拘縮、右手関節の手根骨の配列異常。
施療:
まずは腓骨をタッチで上げます。
腓骨を治さないと、距骨の位置異常が治りにくい場合が多いからです。
そしてあまりに腫れがひどかったので、距骨に対して最初はタッチでアプローチしました。
…しかし動きません。
ならと、今度は脳反射を使い手指に刺激を入れて、しばらく待つ。
…しかし動きません。
え〜〜〜いっ‼️‼️‼️(ヤケクソではありません)
ならと、距骨の歪んんだ方向とは逆から、数回えいっと押します。
すると足首の動きが出てきました。
あとは腫れを引かすべく、腸腰筋と右肘の調整をして終わり。
施術後、立ち上がってもらうと、
患者様、驚いておられました。
歩くのさえ困難だったのに、屈伸運動が出来てます。
まだ少し痛みが残ってるものの、笑顔で足もスイスイと帰って行かれました。
2回目来院時、腫れは劇的に引いて、ほとんど正常に戻っていました。
考察:
ひねったりしてないのに、捻挫のような症状が出る。
これはおかしい…
いろいろ問診しながら、おおよそですが原因を特定。
おそらく、大きめの靴で忙しく動き回ったことが原因かと。
この患者様、右重心でした。
ちなみにほとんどの方は左重心ですよ。
右に体重がかかった状態で、大きな靴の中で足が動く中、小走りしたり止まったり。
反復性の衝撃が、ひどい足首の歪みにつながったのでしょう。
だからこそ、重心を変更することも必要だったので、左に変えておきました。
もう右に負担がかからないように、周囲の関節も整えました。
いかに普段の反復が歪みをもたらすのか、いい症例ですよね。
鍼灸整骨院悠では良くなられた患者様に月に一度のメンテナンスを進めています。
自分ではどんな状態かわからないからです。
現代の仕事は、ほとんどが反復動作です。
反復動作をしても、逆の動きをすれば問題ないんですが、なかなかできません。
痛くなる前に、健康な状態をキープすること。
予防医学が大切なことだと思いますよ。
家でできることもあります。
来院された患者様には、かならず自分の癖と、セルフケアを丁寧に教えています。
忘れた方は、いつでも聞いてくださいね!