膝の内側の痛み・症例1

シンスプリント・症例1

2015.0714

暑い夏がやってきました。
夏の高校野球も始まりました。

そして朝からこの気温。
7時35分の彦根市内。。。

本当に通勤意欲削がれます。
早く悠一本でやれる日が来ないかな〜Σ(゚д゚lll)

つべこべ言ってないで毎日頑張るだけ‼️

画像の説明

さて、今日の症例はアスリートに多いシンスプリントです。

Wikipediaより

シンスプリント(英: Shin splints)は、下腿内側に位置する脛骨の下方1/3に痛みが発生する症状。骨折した時のような激しい痛みではなく、鈍痛なのが特徴である。脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん、英: Medial tibial stress syndrome)ともいう。

基本的に体を動かすどの運動においても、十分な筋力の整っていないうちからいきなり激しい運動をした際に起こりうるものではあるが、マラソン選手や陸上競技のランナーなどには特に起こりやすい。

症状初期は運動時のみ、脛の辺りに不快感や軽い鈍痛を感じることから始まる。これは散発的なものであるため、本人が大したものではないと思うことがほとんどである。本人は最初に骨の痛みのようなものを感じるが、痛みの元は骨を覆っている骨膜が炎症を起こしているものである。シンスプリントは、「初心者病」とは違う。

悪いランニングフォーム
足に合わない、クッション性のないシューズ
コンクリートでの走り込みやトレーニング
筋肉の酷使
筋力不足、柔軟性不足
扁平足、回内足
横脚

「初心者病」だけでなく、練習量が多くなることなどによって発生することもある。

痛みは脛骨に沿ってうずくような鈍痛で始まる。ある一点に集中する痛み(この場合は疲労骨折の可能性も)とは違い、筋肉が骨に付着するラインに沿って起こる。多くの場合、不快感は運動開始時に現れ、そのあと消えて運動が終了するとまた戻ってきたりする。症状が進むにつれ、不快感は段々ひどくなり、運動している最中はずっと持続するようになる。最終的には、ベッドから起きる時や日常生活の他の動作の最中にも痛みが伴うようになってしまう。ストレッチなどを怠ると疲労骨折になってしまう。



・・・とありますね。
私も駆け出しの頃、すごく苦手とした症状です。
今は本当の原因がわかってるので楽勝ですが。


症例


患者:17歳テニス部男子


主訴:走行時の左脛骨内側面の激痛


副訴:止まらない咳


現病歴:
数週間前よりテニスのプレー中に左脛骨内側面が痛み出す。
他整骨院で電気治療をするものの一向に改善せずに来院。


所見:
左脛骨内側面下部3分の1部分に著名な腫脹・発赤・圧痛。軽く撫でるだけでも飛び上がるぐらい痛む。
左腓骨後下方変位、遠因脛腓関節離開、左距骨内下方変位。
右大腿四頭筋・大腿筋膜張筋の拘縮、左腸腰筋筋力低下。


施療:
典型的な重心の偏りによる左脛骨内側粗面への負担と判断。

まずは重心移動法にて体重を右に戻す。

左腓骨の変位を脳反射にて戻し、
患者にも手伝ってもらいながら遠因脛腓関節のたわみを締め直します。

歪んだ左距骨の内下方変位をタッチにてもとに戻す。

負担のかかってた右大腿部の筋肉をほぐし、左腸腰筋の筋力を戻します。
この患者も◯◯の食べ過ぎでしたね。
テストで一発アウトです_φ( ̄ー ̄ )


ここまでの施術で脛骨内側粗面の圧痛はほとんど消失。
片足立ちでジャンプしても問題なし。


ここからが少し注目。


あることに気がつきました。
立位でやたらフラフラしてます。
片足立ちが5秒も続きません。


これは過去の頭部外傷の経験があるサインですね。


仰向けで寝てもらって体全体を眺めると、呼吸が異常に早いです。
咳も10数秒に1回喘息のような咳をします。


頭部の雰囲気を見ると左前頭部がおかしい。
私『ここなんか怪我したの?』
患者『いや〜最近は特に…』


左前頭部の歪みにタッチして数秒。落ち着いてきたので終了。




2回目(6日後)
あれから足は少しは痛むものの、前回治療後に試合で出ても痛みなくプレーできたとのこと。


来院するなりお母さんから一言。
母『前回の治療後に帰りの車で息子と思い出したんですけどね』
母『そういえば以前、左目に他の選手のラケットが当たって腫れたんです。』
母『網膜も薄くなって手術しようか迷ったくらいなんです』
とのこと。


やっぱりあったんですね(=゚ω゚)ノ


2回目、足の細かい修正と、左前頭部の腫れた瘢痕組織の施術。
左前頭部がドクドクと疼きだします。
本人さんも『なんか動いてる〜』とのこと。


3回目(5日後)
足はほとんど治ったとのこと。☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


ということで視力の検査。
左斜め下が見えてません(; ̄ェ ̄)


目の運動を行わせてから、頭部の歪みと胸郭の修正。

母『だいぶん呼吸が遅くなってきましたね〜』
私『そういえば最初に比べると咳も減ったよね〜』
患者『はい。』

かなり症状が落ち着いたので、
あとは自宅で目の運動と、シンスプリント予防方法教えて終了。




考察:
シンスプリント+αの症例でした。
過去の怪我がいつまでも残ってるケースは少なくないです。
それはしっかりとした治療を受けてないから。


小学校の時の尻餅が残ってたり。
骨折の後、リハビリ+αができてなかったり。
本当に様々です。


最近学生さんのご来院が多いです。
そのほとんどが他院で電気治療などで治らなかったから。


最後の大会迎えてる子も多いですよね。
親としても治療者としてもなんとか万全で臨ませてあげたいですよね。


少しでも早く、少しでも患者様の負担少なく!
これは永遠の目標です。
忙しさに負けず、しっかり自分磨きで勉強しないとダメですね〜。
忙しい時ほど、患者様に試されている時ですから。

頑張りますヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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