膝の成長痛・症例1

膝の成長痛・症例1

2015.04.07

桜も少しづつ散ってきましたね。
桜は咲いている時も綺麗ですが、散りかけもまた風情がありますよね〜。
桜のカーペットなんて素敵ですよね。




4月に入ると自然とカウントダウンしてしまいます。
学生野球の子達が最後の夏を迎えるまであと3ヶ月です。


どんな3年間でしたか?
私はちなみに怪我に泣いた高校野球生活でしたが。


今の自分ならきっと学生さんたちのお役に立てると思います。
私の高校時代に今の知識があったらな〜と。


それでもまだまだ万能ではありません。
治しきれない症例もあります。
もっともっと上を目指して毎日勉強して、毎日患者様との痛みと試合です。






本日の症例は成長痛について。
オスグッド!
膝の成長痛と言われてます。
成長期に膝が痛くなって病院に行くと、そんな診断を受けるかもしれませんね。


ただ、その痛み、本当にオスグッドですか?


症例:

患者:小学5年生男子


主訴:野球で走った後に左膝の下面が痛くなり、しゃがんだりすると痛い


既往歴:以前肩の痛みで来院されてます。


所見:
左膝の屈曲制限
左脛骨情報に腫脹(かなり腫れて水が溜まってます)
左脛骨前方変位、左大腿骨後方変位。
大腿四頭筋(−)腸骨筋(−)大腰筋(−)


右前腕・右肘関節の歪み。




施療:
まずは目に見える全ての歪みを取りかかりました。
膝の下面の腫脹はお父さんに触ってもらってもはっきりわかるくらい腫れてました。



ある程度歪みをソフトタッチで取り除いていくんですが、どうもしっくりきません。
歪みは取れていってるのですが、何かが違う。
経験的な感です(。-_-。)




そこで1度正座してもらいました。
普通に正座できてますo(^_-)O


そして体幹部の動きのチェックを正座したまま。
…やはり…
体幹部が左に捻れてません。


聞くと彼は右投げ左打ち。
小学生にして手にはかなりの素振り跡。立派なお豆さんがありました。


お父さんによれば1日300回くらい振るとか!!

私なんて小学校の時は20回くらい降って自己満足してましたがww


左に捻れないってことは、左に制限がかかってるのか、
もしくは過度に右に捻れすぎてるのか。


どっちにしろ、これは原因は股関節だとパッと閃きました。


上向きに寝てもらい、操法を行います。約2分。
見ていると膝の腫れがみるみる引いていきます。
これには私も内心ビックリΣ(・□・;)




正座して体幹の動きを確認すると、正常に左右捻れるようになりました。


子どもの治癒力って凄いですね〜。
今回に限っては、私何にもしてませんからww


施療後は普通にしゃがんだりできてましたので、このまま炎症が引けば大丈夫でしょう。




考察:
膝の成長痛
Wikipediaより


オスグッド・シュラッター病(オスグッド・シュラッターびょう、英:Osgood-Schlatter disease、独:Osgood-Schlatter-Krankheit)は、サッカーやバスケットボールなどのスポーツをする中学生や高校生に多く見られる、膝の脛骨が出っ張って痛むという骨軟骨炎[1]である。オスグッド・シュラッター症候群(オスグッド・シュラッターしょうこうぐん)ともいう。

1903年にボストンの整形外科医ロバート・ベイリー・オスグッド(1873 – 1956)と、チューリッヒの外科医カール・シュラッター(1864 – 1934)が別々に症例を確認、発表したため、この病名がある。一般的には、「オスグッド」などと略されるが、正式名称は「オスグッド・シュラッター病(症候群)」である。






当たり前ですが、成長痛なんで左右両方に起こらなければ異常ですよね。
片方だけ成長するってことはないでしょう。
見極めとしてポイントですよね。


今回の症例は、股関節の回旋異常による膝の負担増によるものでしょう。


原因は走り過ぎて左側に体重がかかりすぎたせいもあるでしょうが、
おそらく一方向に捻る素振りの影響もあるかと。


野球やテニス、ゴルフなど一方向に捻るスポーツは必ず逆の動きを取り入れるべきです。


身体の出来てない小さい子なら尚更です。


最近の小学生は土日で4試合とか当たり前です。
大人だったら死んでしまいますよ!(◎_◎;)


子どもは若いから大丈夫なんでしょうか?
そんなことはないですよね。



このお父さん、素晴らしい方で、しっかり子どもに無理させない考え方をされてました。
小学生だから…と、頻繁におっしゃってました。


子どもは大人より回復は早いです。
ですが壊れるのも早いですよ。


気づいた時には手術なんてこともよくありますので、注意してあげてくださいね!

PAGE TOP