鍼灸整骨院悠の藤元大輔です。
GWを利用して参加してきました国際セミナー。
その内容は本当に国際基準。というか多分限られた人だけが知る国際的にも最先端の内容でした。
私も幸運にも、そのセミナーに参加できた一員として本当に誇りに思います。
全国から集まった約70名の治療家の先生方。
そのメンバーが作り出す空間はとても心地よく、そして自分の限界の殻を破らせてくれるような錯覚に陥ります。
内容的に本当に人間の身体、そして人間の精神の芯となる部分。
これを学べたことは私の今後の治療か人生においても非常に大切な部分になってくると思います。
カナダのモントリオールから来日されたフィリップ先生夫妻のエネルギーは凄まじく、その発せられる一言から豊かな経験と技術、そして患者を診るということに対しての思いやりを勉強させていただきました。
実際に患者としてフィリップ先生の手も体験させて頂きました。
これは本当に貴重な体験でした。
なんというか、言葉で表現するのには限界がありますが、
“包まれている安心感”
それが半端なかったです。私もこういう手になりたいと感じました。
独特です。
今までに味わった事の無い手でした。
この4日間のセミナーを通して学んだ事。
それは人間の究極の自然治癒力の原点とも言える部分です。
人間が持っている生命力って凄いですよ。
脳が抱えて来てる人生の記憶って果てしなく細かいです。
ひたむきに患者、その人、その人間、その個人と向き合い。
その人の人生に共感し。
その人個人を受け入れ施術する。
あくまで私たちが治そうとするのでなくて、
その人が本来持っているはずの自然治癒力を取り戻すお手伝いをしてあげるのが私たちの仕事。
主役は私ではなく、患者様の本質。
その人の持っている本質。
そこにアクセスしていく。今の私の最大のテーマです。
でも最近なんとなくわかって来た感じです。
話は少し逸れるかもしれませんが、
私がこの仕事を選んだのは小学生の時でした。
その時は“整骨院の先生になる”が当時の夢でした。
文集にも書いてます(笑)
高校を卒業して専門学校に進み、国家試験に合格し、
整骨院の先生として働き始めました。
ですが、夢を叶えたと思ったそんな20代前半。
凄い疑問にぶち当たりました。
“こんな治療で治るん?”
自分が目標としていた夢は、そのスタートラインに立った瞬間に幻と化しました。
それから5年近く。
モヤモヤしたまま、整骨院業界、いや治療業界に嫌気が然しながらもこなすルーチンワークの毎日。
その頃から私の夢は、
“整骨院の先生になる”
から
“自分の大切な家族を治す”
に変わっていきました。
ですが、色んなセミナーに参加して、参加者の先生方にお会いして、
当然のごとくのようにいつも同じ質問をしていました。
“先生たちは自分のご家族を治せますか?”
返ってくる答えはいつも同じ。
しかも速攻。
“いや無理でしょ。。。”
じゃ〜なんでこの仕事してるん?って憤りを感じました。
お金だけ稼いで、家族は治せないの?
なんなんそれ?
ってすごく怒りを覚えるとともに、この業界に絶望しました。
ですが、そんな絶望の時に出会った、そして私の治療家人生に光がさしたのが、オステオパシーとの出会いでした。
私はここで治療家の本質とも言える部分を知りました。
たくさんの素晴らしい仲間に、一緒に患者様、そして家族を治療していく意義を教えていただきました。
最近ですが、忙しくてなかなか一緒に過ごせない娘たちも、
寝る前に、
“治療して”
って積極的に言ってくれるようになりました。
家族は辛口ですよ。これは施術家の皆様が痛感していることだと思います(笑)
でもようやくなんか自分の目標が現実化して来たように思います。
“家族を治したい”
この想いは私が治療家としての人生を歩んでいくうえで、
本当に大きな原動力となってます。
ご縁あって出会う患者様は非常に特別な存在と考えております。
馴れ馴れしいかもしれませんが、初診でお会いした時から、
家族同然に治してあげたいと思ってます。
失礼かもしれませんが、ご高齢の方より小学生の患者様に出会った時ほど重圧を感じています。
なぜかというと、この出会いがその子の今後の人生を変えていくほど大きなエネルギーになり得ると理解しているからです。
私自身も本当にまだまだ未完成です。
1年前に診た患者様たち。
今ならもっと良くしてあげれるのにな、と後悔の毎日です。
それくらい急激な成長をしている自分をよく理解してます。
開業するまえから私を頼って来てくださってる患者様方が、
一番私の施術の変化を実感してもらえているのではないでしょうか。
本当にずっっと応援してもらえてる有難さに感謝しかありません。
私は、それに成長し治すことで応えるしかないと思っています。
あくまで私はサポート。
私が施術したことによって、患者様のしたいことができたなら。
今後もそれ以上の喜びはありません。
死ぬまで勉強。
死ぬまで成長。
これは、私にとっては喜びでしかありません。
苦痛ではないです。
きっとこの文章を妻が読んでいたら苦笑いしてるでしょうね(笑)
まだまだ未完成な自分ですが、
いや完成なんてあり得ないかもしれませんが、
昨日より今日。
今日より明日。
自分も成長できてるし、患者様もその分、望む生活ができている実感があります。
“趣味:治療”
ばかですけどね(笑)
楽しんで学んでます。
明日からも少しでも皆様のお役に立てるように頑張りまくるしかないですね!嬉しい限りです♪